H21園庭芝生化              
6/13日(土)に園庭の芝生化を始めました。 近年注目されている『鳥取方式』を取り入れての芝生化に取り組むことに なりました。芝生の維持管理は何かと大変とばかり聞きますが、取り敢え ずやってみる事になりました。上手く行かなくてもまだらに草の生えた園 庭になるだけです。ではやってみましょう。              前日に苗が届きました。杵築市活性化センターの阿部さんと二村さん。 植え付けまでお手伝いして頂きありがとうございました。       芝は『ティフトン』という種類でサッカー場や競技場、ゴルフ場の一部 で使われているそうです。暖かい地方の芝同士を掛け合わせた品種で種 が出来ない代わりに、成長がとても早く、踏圧やすり切れににめっぽう 強いと言う特徴を持っています。                    翌日の苗植え付けに備えて園庭全面に散水しています。 奥に見えるプールの水を使います。苗を植えた後も灌水にはプールの 排水を使う予定です。                        地面に50センチ間隔に穴を掘って、そこに苗を植えます。 ポット苗(5センチ角)が隠れる程度の穴に埋めて、足でグイッと踏み つけて完了です。簡単な作業ですが、何せ4000株近くを20人での作業で すから一人当たりの作業量は相当なものです。            サプラ〜イズ! 地下水脈を掘り当てました!! 水脈は地下5センチメートルで塩化ビニール製だったようです。 水脈と言うより水道、、ですかね。              一息入れて、、もうクタクタですがまだ半分以上残ってます。 頑張りましょう! 終わった〜!! 3時間の重労働、本当にご苦労さまでした。 当日の作業にボランティアでご協力頂きましたお父様方 本当にありがとうございました。             さてさて、6/15日の園庭です。 先週までと違う園庭の様子に子ども達も? しゃがんでいじってみたり、引っこ抜いてみたり、、、「なんだこりゃ??」。 先生達に芝生のことを教えてもらって子ども達も何か分かった様です。   6/18、かなり葉がしっかりしてきました。一回目の施肥を行いました。   6/23、植えてから10日経って、株の大きさが一回り大きくなりました。   匍匐(ほふく)茎が10センチ程度伸びました。1B/1日くらいのスピードで伸びているようです。 この調子で成長し続けたらあっと言う間に芝生の園庭になりそうですが、そう上手くは行かないでしょうね。   6/30、2週間が経ちました。ほとんどの株から10〜15B程度の匍匐茎(ランナー)が伸びています。 7/1、苗を植えてからしばらくは水を切らさないように気をつけていますが、良い具合に 毎日のように雨が降ってくれています。水やりの手間が省けて助かります。       などと喜んでいたら、、、、デメリットもありました、日照不足。           7/6、3週間が経ちました。ほんの数株は息絶えましたがみんな元気に成長しています。 本日、3度目の施肥を行いました。                          7/7、4週間経過しました。株と株がランナーで繋がり始めました。 子ども達があまり立ち入らないところは成長が違います。 ランナーの伸びは変わりませんが、こちらは縦に伸びています。 そろそろ一度目の刈り込みをしても良さそうです。         7/13、ちょうど1ヶ月経過しました。 右の写真は6/15の状態。 成長が目に見えて分かるようになってきました。 ランナーが絡み合ってきましたね。 ただこのランナー、伸びるだけで葉が出てきません、、、 成長は実感出来るのですがまだまだ芝生と呼ぶにはほど遠い状態です。    7/14、さすがに1日では成長の違いは分かりません。 ランナーの節目からの葉が目立ってきました。 7/21夏休みに入りました。 株同士がほとんど繋がってしまった所も見られるようになってきました。   それにしても天気が悪い。雨が降るのは良いけれど、日照不足は深刻です。   7/23、真夏の太陽を浴びてすくすくと育って欲しいです。   7/29、今日も曇り、、、、 しゃがみ込んで低い視線で眺めると何となく芝生っぽく見えなくもない事に気づきました。   8/4、まだら模様の緑が広がってきました。ほぼ週一回の施肥(液肥)が限界に近付いてきました。 次回以降は固形(粒剤)を散布しようと思います。   8/12、施肥(粒剤)しました。お盆休みの間に成長が進んでくれると良いのですが。 部分的には芝生と呼んでも良いかも?と言う状態になってきました。 お盆明けが楽しみです。 おおっ!? これは数日前に子ども達が食べていたスイカの種が発芽した様です。 いつの間にか消滅してしまいましたがちょっとしたサプライズでした。   8/16、4日前の施肥が効いたのか葉の勢いが増しました。 地面が出ている部分と芝に覆われている部分が半々位になってきました。 8/24、苗を植えてから10週間経過しました。 今日から夏期保育期間で全園児が登園します。 全園児+お迎えの保護者の踏圧にどこまで耐えることが出来るか?   10週間前と8/24現在の様子。 何とか成りそうな気がしませんか?芝生と呼んでも良い状態が近付いてきました。 8/26、今日はボディーペインティングです。   8/26、園児全員園庭に出て楽しみました。   9/2,4施肥のバラツキで左半分が色あせて見えます。 右半分の方に肥料をやりすぎてしまい、肥料焼けを心配していましたが 結果は逆で、規定量を守った左側が肥料不足という結果になりました。 と言うことで今回は規定量の2倍の施肥を行いました。園庭のように極 端にやせた土地では肥料は多目で良いようです。             9/8、運動会の鼓笛隊の練習風景です。芝は元気に生長し続けていて ほとんどの地面をカバーしたように見えます。今後は密度が上がるの を期待です。                          9/24、朝露にぬれた芝生、とても綺麗です。 運動会の練習も佳境に入り、毎日トラックを子ども達は駆け回り、中央部では 綱引きをしたりと酷使していますが、シルバーウイークで随分回復しました。 園長先生に手伝ってもらってバッタを捕まえました。 今までの昆虫ハンター達の活動は主にフェンス際でしたが 芝生化後は園庭の至る所が活躍の場となっています。     9/24、玄関前の石だらけだった所も綺麗に芝が生えそろい、現在では ほとんどポット苗の痕跡見つけることが出来ないくらいです。    運動会(10/10)までこの状態を維持して、たくさんの方々に芝生の  園庭の素晴らしさを感じて頂きたいです。             10/10は運動会でした。 芝生化後初めての運動会は今まで悩まされていた砂埃や照り返しの 眩しさがほとんど気になりませんでした。観覧に来られた保護者の 方々にも大変好評でした。                   運動会終了後、冬芝(ペレニアルライグラス)の種を蒔いて冬に備えます。 冬芝の役割は休眠中の夏芝の保護、しかも来年夏にはほとんどが枯死してし まう、、可哀想です。冬の間は園庭を緑に保ってくれる主役として可愛がり ましょう。                              冬芝の芽です。ティフトン芝と違いとても繊細で頼りない感じです。 実際もそのようで、踏圧やすり切れにめっぽう弱く養生期間を設けて やらないとすぐに消滅してしまいます、、、。             11月の中頃までハクセキレイのつがいが良く来ていました。この鳥たちの他にも チョウ各種、トンボ各種、バッタ各種等々いままで園庭の中央部では見なかった 虫達を時折見かけるようになりました。芝に水をやっているとどこからともなく ジャコウアゲハやアオスジアゲハが水を飲みに集まってきたり、小さな虫を追っ て小鳥がやってきたりと、園庭に少しですが自然が入り込んできているようです そうそう、こんなのも来ました。 ニホンカナヘビです。名前にヘビってありますけど蛇じゃなくてトカゲです。 12/4、もう緑のほとんどは冬芝です。 運動会ですり切れた部分は種を念入りに蒔いたにもかかわらず、冬芝の 定着が良くありません。試験的に種まき直後から立ち入り禁止にした部 分と夏芝がしっかり残っていた部分はほとんど問題なく冬芝が生長して います。                               運動会のライン跡と踏圧を多く受ける部分は冬芝の生長は見られません。 来年の課題ですね。                         冬芝と夏芝が混成する中にひときわ目を引く芝草を発見しました。 実はこれどこにも雑草として生えている「すずめのかたびら」です。 通常芝生に生えると雑草として処理されてしまいますが、園庭の芝生 は美観が目的ではなく地面にクッション性を持たせることが主目的で すのですずめのかたびら大歓迎。ちょっと頼りない冬芝のサポーター として期待してます。                      2月中旬、次第に薄れていく緑・・・ 夏芝は完全に枯れていて、枯れ芝として少しだけ存在していま す。冬芝は夏芝の衰退に合わせて薄くなってきているような気 がします。本来は夏芝の衰退に合わせて元気になってもらわな いといけないのですが。                  2月下旬、砂漠化が進むなぎさ幼稚園の園庭・・・・ なわとび大会に丁度良い園庭になってしまいました。微かに 残っている冬芝も風前の灯火です。夏芝の地上部分は完全に 消滅しました。                     3月下旬、若干ではありますがオーバーシードした冬芝が 元気になって来つつあるように感じます。冬芝とは言って も、真冬の間は枯れないだけで成長はほとんど無いらしく これからが成長期。もう少し頑張って欲しい。      5月も後半になると冬芝がとても元気になりました。 根付かなかった部分は地面が露出しています。      この時期にこの状態では、夏芝の完全な復活は期待しない方が良さそうです。 6月後半の土曜日に、夏芝の復活が期待出来ないところを中心にポット苗の植 え付けを行うことにしました。                        園庭の端っこはあまりすり切れないからか、こんなにしっかりした 芝生になりました。                      5月末、おっ! 完全にすり切れていた部分に夏芝(ティフトン)が新芽を出しました! すり切れているところ全部から新芽が出てきたら最高なんですが。   6月になりました。随分綺麗な芝生になったように見えますが、、、 ひどいところはこんな感じになっています。 ポット苗の補植頑張りましょう! そんなわけで6/26、頑張る父ちゃんの会の有志が集い 結構な雨の中で作業が行われました。           作業風景は田植えのようです。 ティフトンの気配がないところに植えていきますが、結構 いろんな所で復活の気配が感じられました。完璧に消滅し てしまった場所もかなりあって、苗が少し足りませんでし た。                         これから夏芝(ティフトン)がこれから元気を出して来る にしたがって冬芝(ペレニアルライグラス)が消滅してい く時期になります。冬芝から夏芝への移行は初めてなので どうなるか楽しみです。心配でもあります、、。      続きはこちらで↓ H22園庭芝生化 H23芝生化

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